今日もライバルに出会う

実は、毎週私と同じことをしている見ず知らずの『彼』がいるんです。その『彼』は新大阪から私が乗り込むいつもの車両にいつも乗っていて、猛ダッシュをともにおこなう同志、いや『ライバル』なんです。歳は恐らく19くらい。国籍は恐らくパキスタンか?今日も一緒でした。『今日こそは彼よりはやく走ったる!』とおもいスタート!しかし、私と『彼』との差は階段を駆け下りる速さなんです。『彼』は速い速い!直線では私の方が勝つのに!悔しい!今日も惜敗。戦いを終えた私は『彼』と電車の中でお互いの全力を出しきったナイスダッシュをたたえ合い、微笑みあいました。私は微笑みながらも『来週こそみとけよお!』と静かな闘志を燃やしリベンジを胸に誓いました。