愛と恋のちがい
『愛』と『恋』の違いってなんでしょう?皆さんならどう答えますか?
いきなりすごい問題提起!一体私に何が起こったのでしょうか??いやいや。実は今日毎日放送『ちちんぷいぷい』で、このことがテーマとなっていたんです。私はちょうど車に乗っていて、このことをボーっと考えながら運転していました。
ちょうど私の身のまわりでは、最近色恋の話(いわゆる恋話!)が多いので今日はこのテーマについて書こうと思います。
『う〜ん。そういわれてみれば答に苦しむなあ。よし!ちょっと考えよう!』
と思い、今の今まで考え続けております。
番組の出演者の大体の意見は、『愛』の方が重くて『恋』の方が軽い、みたいなことになってましたけどね。当たってるような、違うような・・・・。それじゃあ、『愛人』より『恋人』のほうが軽いってこと?それもなんか違うような気がします。
そこでまず辞書でひいてみました。辞書は前に紹介したヘンテコ辞書、『新明解国語辞典(第三版)』を使用します。
愛・・・そのものに尽くすことこそ生き甲斐と考え、自分をその中に没入させる心。
とあります。う〜ん。そういうことなんかなあ??例えば『人を愛する』なんていう時の『愛』というのは、この説明に近いような気がします。でも、『地球を愛する』『自然を愛する』っていうのはこの意味にはならない??わからん。
恋 ・・・その土地にもう一度遊んでみたい、その物にもう一度接してみたいという強い気持ちに駆られて、抑えることが出来ない心の状態。
だそうです。辞書による『愛』と『恋』の説明を比べてみると、『恋<愛』って感じになるでしょうか?『抑えることが出来ない心の状態』っていうのはよくわかる気がします。ちょうど付き合い始めのカップルが、毎日『会いたい!ずっと一緒にいたい!』っていうふうになりますよね?よくいう『ラブラブ』状態です。これが『恋』してる状態ですかね?(しかし私のまわりにはラブラブな人が多い!多すぎる!)
その恋している心の状態(ラブラブ状態)をもうちょっと解説すると、『恋している』時は、『会いたい!会いたい!』なんですよ。これはあくまでも『自分主体』で考えているんですよ。
自分が相手に会いたい。相手も会いたいかもしれないけれど、『自分が』会いたいんです。逆にたとえ相手が会いたくなくても (いや、相手も会いたいはずだ!)、自分が会いたいといって、その心を『抑えられない』んです。これが『恋』です。『恋は盲目』っていいますよね?こういうことではないでしょうか?
『恋』をすぎると今度は『愛』する心の状態に移っていくと思うんです。『愛は盲目』っていう言葉聞いたことがありません。つまり『愛』は盲目ではないんです。『見える』んですよ。 何が見える・・・・・・・?
それは相手にとって『一番必要なもの』です。それが『見える』んです。
『相手が必要なもの』ではなくて『相手に必要なもの』が見えるんです。
この違いが重要です。『相手が必要なもの』が見えるのではなくて『相手に必要なもの』が見える。これはよっぽど相手のことを深く知らないとできません。この違いをよく考えてみて下さい。
このことがお互いに出来るようになる心の状態を『愛』っていうのではないでしょうか?難しいですが、これは2人が自立していないとできません。 一方が『恋』で、一方が『愛』では長続きしませんね。『愛する人と心が通じあえる』っていうのはそういうことではないでしょうか?
今現在『恋』をしている人へ。
大切に大切に『恋』を育てて下さいね。焦らずゆっくりと。お互いに『相手に必要なもの』が見えるようになるまで。そうすれば、『本当の愛』に変わっていくはずです。
それからよく、『好き』っていう想いがこのままずっと続くか不安、っていう人またはカップルがいます。そういう人・カップルはこう考えて下さい。
自分の(またはお互いの)『今』の想いをまずは大切にしよう!想いが続くか不安なんて考えないで、その想いが続く限りは(お互いに)がんばって続けていこう!そして想いが続くようにも(お互いに)がんばっていこう!
『幸せ』になるためには、2人の努力が必要です。