では考えてみよう
このブログを読んでいる皆さん。いま自分が携わっていることの『センターピン』は何かを考えてみませんか?
私が属している『教育産業』におけるセンターピンは、やはり
学生の成績を上げて、志望校に合格させること。
だと思います。
私は現在2つの予備校を掛け持ちしていますが、これまで10以上の予備校を転々としてきました。
少子化の影響で、ここ10年くらいの間に予備校の淘汰が始まっています。数々の予備校が衰退・閉鎖されてきました。
しかし生き残っている予備校もあります。それはやはり『センターピン』を外していないからなのかな、と思います。
私はある予備校の責任者から、こんなことを言われました。
先生、うちは生徒の数を増やさんでもいいから、生徒の成績を上げてください!
この言葉は私が考える教育産業のセンターピンとまさに一致します。この予備校は、現在の少子化の中でも確実に生徒数を増やして、どんどん拡大しています。
一方で、センターピンを外している予備校もあります。生徒の成績を上げることより、より『生徒を集めること』をセンターピンとしているのです。
こういう予備校は、予備校バブルの時代はまだ良かったと思うんですが、現在のような予備校不況の時代には、この『センターピンをはずした経営』のツケが回ってきています。はっきりいって、中身はめちゃくちゃですね。
生徒の成績を上げること(センターピンをたおすこと)が、生徒数を集めること(後方のピンを倒すこと)につながる。
これが基本です。